Paysage hèritè

私自身と父(故人)の写真を思い立った時に載せています。                 素人の趣味程度のものですが、無断転載・引用はご遠慮くださるよう宜しくお願いいたします。

無邪気なまなざし

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 あぁ、忘れていた…
秋桜ってこんなに…なんというかあどけない表情をしていたんだ。
一歩間違えれば雑草扱いの花ですが、群生していると童心に帰れる気がする。
風景や自然の受け止め方はその時の自分自身の心情を映す鏡のよう。
今の私にとってはなんだか幼い頃の「私」と言う少女が今の自分に「どうしたの?」
と心配そうに問いかけてきているような気がする。

色んなことの苦しさや辛さを知らなかった子供の頃に戻りたいのかな。
それとも色んなことを素直に驚いたり楽しみにしていた頃に戻りたいのかな。

でも、これからだってきっと楽しいことも驚くことも、そして辛いことも苦しいことも、
悲しいことも沢山待っている。

日々に流されないでそういう些細な変化に気付けるかどうかなんだと思う。

 

子供の頃に比べると秋桜が見られる場所が減ってしまったと感じるけれど、
少し涼しくなってきた今日この頃、昔の自分を探すように秋桜を捜しに行ってみようかな。